お寺さんとお布施
葬儀の形式は仏式、神式、友人葬、キリスト式、無宗教式(自由葬)などがありますが、日本で行われるご葬儀の約8割は仏式と言われています。
葬儀の多くは、昔から各宗派の形式に則って執り行われてきました。
そして、行なったのが仮に「火葬のみ(直葬)」だったとしても、住職に火葬場まで来てもらって、出棺前にわずかな時間でもお経を読んでいただけば「仏式」ということになります。
仏式の場合は、宗派(仏教の中の分派・浄土宗、天台宗など十数派に分かれる)はどこになるのかや、菩提寺(代々のお墓やお付き合いがあるお寺)があるのかを、家族や親戚に確認しておきましょう。
寺院について
菩提寺のある方
仏式のお葬式の場合は寺院(住職)に来ていただきますが、菩提寺のある方はまず菩提寺に連絡をして来ていただきましょう。
遠くて来ていただけない場合は、菩提寺のご住職が紹介してくれる場合がありますので、お伺いをたててみます。
紹介していただけた場合は、戒名のやり取りなどもスムーズになります。
戒名を菩提寺以外の寺院から授かってしまうと、菩提寺のお墓への納骨を断られることがありますので注意してください。
ただし、お墓が宗教問わない霊園や公園墓地の場合は、どこから戒名を授かっても、※俗名でも納骨することができます。
※俗名
俗名とは、仏教における戒名や法名に対して使うことが多い言葉で、生前に名乗っていた姓名のことをさします。
菩提寺のない方(葬儀の読経や戒名について)
寺院の檀家に入られていない方や、従来の檀家制度にとらわれたくない方などで仏式の葬儀をされる場合、ご希望の宗派の寺院を手配いたします。
通夜、葬儀、法事、法要でのおつとめをしていただくことができ、戒名を授与されたい方には戒名を授かることもできます。
宗派がわからない方、お布施についてのお問い合わせなどはお気軽にお電話ください。→東葛メモリー フリーダイヤル24H対応 0120-556-027ココロワニナル
※寺院手配で来られた寺院の檀家になる必要はありません。
菩提寺のない方(納骨について)
先祖代々のお墓がない場合には、お墓のことを考える必要がありますが、最近は寺院墓地ではなく、民営霊園や公営霊園を選ぶ人が増えています。
寺院にお墓を持つと檀家となり、寺院(菩提寺)との付き合いが発生します。最近は信仰心が薄く、寺院との付き合いを面倒と考える人も多くなり、公営霊園や民営霊園が人気になっています。
また最近ではお墓を持たず、永代供養墓や納骨堂を利用したり、自然葬(海洋散骨や樹木葬)を選ぶ人もいらっしゃいます。
菩提寺がある方は基本的に菩提寺の僧侶に葬儀をしてもらい、菩提寺に納骨することになりますが、菩提寺がない場合には様々な選択肢があります。
日本の仏教
日本の仏教は八宗十三派と呼ばれています。
八宗とは、天台、真言、臨済、曹洞、浄土、浄土真宗西、浄土真宗東、日蓮の各宗をいい、
また十三派とは、法相、華厳、律宗、天台、真言、融通念仏、臨済、曹洞、浄土、浄土真宗、時宗、日蓮、黄檗の各宗を指します。
各宗派の戒名
趣旨宗派や各寺院によって様々な戒名、法名のつけ方が存在します。以下に記載させていただいた戒名はあくまでも一般的なものです。
詳しくは菩提寺、各宗派にお尋ねいただくことをおすすめします。
天台宗
天台宗では4文字が原則で、上が道号であり下が法号となります。さらに道号の上に院号を置き、法号の下に居士、信士などの称号つけることが習わしになっています。
白木の位牌には戒名の上位に「新円寂」「新帰真」「新没故」とつけ、戒名の下には「霊位」「霊儀」と記します。
また梵字1字を加えることがあります。この「帰真」という言葉は、この現実世界から、真寂本元の世界(仏国浄土)に帰ったという意味です。また円寂は涅槃(ねはん)の意味で、涅槃の世界に帰ったということになります。
真言宗
白木の位牌には戒名の上位に「新円寂」、戒名の下には「霊位」とするのは天台宗と同じです。
浄土宗
白木の位牌の戒名の上に新帰元をつけます。○○院の位号は仏教に貢献した人に与えられます。※誉号は五重相伝を受けた人に与えられたもの。
信士・信女、居士・大姉(だいし)、禅定門・禅定尼は成人男女につけられます。
※誉号(よごう)とは、浄土宗で,僧侶に対して与えられる称号。第4祖定慧が良誉と称したのに始るといわれ、「誉」が2字のあとの字としてつけられます。
のちには五重相伝を授けられた者が称することのできる栄誉の称となり,念仏者は最もすぐれた人であるという意味をになっています。
浄土真宗
浄土真宗では戒名とはいわず法名を用いています。
戒名は戒を受けた者に与えられるものでありますが、戒を受けない浄土真宗の信者には法名が与えられます。
法名の書式は、男子が釋○○または○○院釋○○、女性の場合「釈尼○○」と決められています。信士などの位号は用いません。
これは信士、居士は在家信者を指しますが、浄土真宗には本来その区別がないからです。
臨済宗
白木の位牌には戒名の上位に「新帰元」、戒名の下には「霊位」とすします。本位牌には、「新帰元」の「新」の文字を取る。
曹洞宗
白木の位牌には戒名の上位に「新帰源」、戒名の下には「霊位」とします。本位牌には、「新帰源」「霊位」とも取り戒名のみ。
日蓮宗
白木の位牌には戒名の上に「新寂」「新帰寂」と、戒名の下には位称として「位」「霊位」をつけます。
日蓮聖人の「日号」を大事にし、道号では、男子は「法」、女子は「妙」の文字を用います。日蓮宗は、院号よりも居士(大姉)の位号を重視しています。
戒名に使われる院号や称号
各宗派にはそれぞれに特色がありますが、基本的な特徴は[道号+戒名(法名)+位号}で、さらに道号の上に院号が加わる場合があります。
現在では全体を戒名(法名)といい、戒名(法名)の部分を法号と呼ぶことが一般的です。
お布施について
お布施には、葬儀の通夜や告別式でおつとめいただいた際に渡すお布施と、四十九日や一周忌などの法事に渡すお布施があります。
このうち、葬儀でのお布施について日本消費者協会が実施した※アンケートによれば、お布施(読経料、戒名料、お車代、御膳料を含む)の全国平均金額は44.6万円と報告されていてます。
地域別では、関東A(千葉・群馬・茨城・栃木)が41万、関東B(東京・神奈川・埼玉)が55万となっております。
しかし、アンケートの有効な回答数は数百程度のようですので、実際の平均とは差異があるのかも知れませんし、地域や各寺院の考え方、寺院との付き合いの深さによっても変わるものです。
菩提寺がある方は直接お布施について尋ねられたり、相談をされるのも方法です。お布施の価値は人それぞれ異なるため、基本的には自分が包める金額で相談してみるといいでしょう。
※「第10回『葬儀についてのアンケート調査』報告書」2014年1月より。
葬儀でのおつとめ・戒名授与・法要の寺院(宗教者)紹介について
東葛メモリーでは、菩提寺がなく、葬儀で僧侶のおつとめをご希望の方に寺院の紹介をいたします。
読経などのおつとめの他、各宗派の戒名授与や葬儀後の法要も承っております。
宗派がわからない方、お布施についてのお問い合わせなどはお気軽にお電話ください。→東葛メモリー フリーダイヤル24H対応 0120-556-027ココロワニナル
※寺院手配で来られた寺院の檀家になる必要はありません。
【対応宗派】
浄土真宗(西)・浄土真宗(東)・浄土宗・天台宗・真言宗・曹洞宗・日蓮宗・臨済宗・その他の仏教宗派、神道、キリスト教もご相談ください。
柏市、松戸市、市川市、流山市、野田市、我孫子市、守谷市や その周辺で
ご葬儀をお考えの方
他業者に依頼する場合でも、お気軽にお問い合わせください